【初心者おすすめ!】失敗しないドクターフィッシュの飼い方

 

皆さんはドクターフィッシュをご存知ですか?

ドクターフィッシュとは人の角質を食べることで有名なあの小さい魚です。何年かおきにブームになったりします。

水族館や温泉などで飼われていて水槽に手を入れて角質を食べてもらうなんていったアトラクションも見かけます。

そんなドクターフィッシュなのですが、飼育器具さえあれば初心者でも十分飼える魚なのです。

しかも案外一匹の値段が安、すぐ飼えるお手頃な魚です。ここではこの魚や飼育方法について紹介させていただきます。

この記事を読んでぜひドクターフィッシュを飼ってみてください。

 

ドクターフィッシュについては下記のリンクでも取り上げています。

ドクターフィッシュとは?

ドクターフィッシュに手を食われる写真

ドクターフィッシュは人間の手先や足先の角質を食べる姿で有名な魚です

。正式名称はガラ・ルファ(Garra rufa)で、コイ科の魚に分類されます。ト

ルコやイラン、イラクなどの西アジアの河川が原産の淡水魚です。体長は8~10㎝ほどです。テレビや施設でよく見かけるのは小さな幼魚がほとんどです。

 

水温や水質の変化に強く丈夫な魚で、水温35℃を超えても飼育できるほどです。

人間の角質を食べるように食性は雑食で、口が吸盤になっていて岩などについた藻や水底にいる微生物や昆虫を食べて生活します。

またドクターフィッシュには歯がなく人に危害を加えないため、セラピー魚としてよく商業利用されています。

人間の角質は彼らにとって貴重なたんぱく源であるため好んで食べる傾向にあります。

皮膚をついばむ習性とその時に発生する振動によってマッサージ効果やリラクゼーション効果が期待されています。

 

ドイツやトルコではこれが保険適用の医療行為として認められています。

大昔ではかのクレオパトラも利用していたとされています。

ただ大きくなるにつれて縄張り意識が芽生えるためあまり皮膚をついばまなくなっていきます。

寿命が大体7年程度とされ、そのうち生後2か月ぐらいから2年くらいまでが群れて角質を食べる時期とされています。

また商業水槽のように大量に飼えない一般家庭ではあまりリラクゼーションなどの効果は期待されません。

ただ泳ぐ姿はとてもかわいらしく観賞用にもいけます。

 

ドクターフィッシュの飼い方

ドクターフィッシュ

ドクターフィッシュの飼い方を初心者向けに紹介させていただきます。

あまり多く飼いすぎると管理が難しくなったり縄張り争いが生まれてしまうため、初めて飼う場合の方は10匹程度から飼い始めることをおすすめします。

最低限必要なものは以下のものです。

 

①水槽

あまり大きなものは必要ありません。

10匹程度なら30㎝四方の水槽で十分飼育できます。

市販のものだと2000円くらいで購入できます。

ただ大きくなってくるとそれなりの水槽が必要のため、成長度合いに応じて大きさを変える必要があります。

 

②ヒーター

ドクターフィッシュの適温は25℃です。

一応それ以上の温度にも耐えられますが長生きさせるためには適温を守りましょう。

30㎝水槽なら500円くらいのヒーターで賄えます。

 

③エサ

ドクターフィッシュは水槽内の壁などに張り付いた藻などを食べます。

そのため水槽内の掃除に一役かってくれます。

しかしそれだけでは足りないので市販の熱帯魚用エサを与えるのが適当です。

 

1~2日に1回くらいの頻度1~2分で食べきれる量を与えてください。

エサのあげすぎは弱ってしまって下のほうで動けなくなったり、最悪の場合共食いも起きてしまうので注意が必要です。

また角質を食べるようなイメージがありますが実際には空腹である時しか角質は食べませんし、角質だけでは栄養が偏ってしまいます。

 

④カルキ抜き

ドクターフィッシュに限らず熱帯魚は水道水では塩素などの消毒剤を含んでしまうためそれを除去する薬が必要になります。

市販のもので大体500円くらいです。

 

⑤フィルター

フィルターにもいくつか種類がありますが水槽の大きさに合わせたものが無難です。

個人的には外掛けのフィルターが掃除もしやすいのでおすすめです。

以上がドクターフィッシュ飼育するのに最低限必要なものになります。

熱帯魚用のセットで売っているものなどもあるのでそっちを買ったほうが楽です。

そのほか水草や砂などはお好みのものでデザインして大丈夫です。

 

注意点

注意喚起する人
ドクターフィッシュを飼育するうえでいくつか注意があります。

①混泳させない

ドクターフィッシュを飼育するときは混泳させないことをおすすめします。

泳ぎが得意な魚は大丈夫なのですが、テトラのような観賞用の小魚はドクターフィッシュが空腹になると食べられてしまいます。

食べ方も恐ろしく他の魚の皮膚を削り取るように攻撃し、弱ったところを大勢で食べてしまいます。

悲惨なことにならないよう注意してください。

 

②感染症の危険性

海外の一部地域ではドクターフィッシュの利用を禁止している場所も存在します。

理由は不特定多数の人間の角質を食べるため、感染症が伝染する確率がゼロではないからとされています。

あまり他人の物を食べさせなければ大丈夫なので一応注意してください。

またドクターフィッシュには似たような偽物も存在します。

中には歯を持った種類も存在するため、皮膚が傷を負ってしまいばい菌が入ってしまう可能性があります。

正規のドクターフィッシュは安全ですので気を付けてください。

 

おわりに

ドクターフィッシュは大きな施設で飼育されることがほとんどですが、実際は個人でも飼える比較的丈夫な魚のため初心者でも飼いやすい魚です。

他の熱帯魚飼おうと考えてる方はぜひ他の記事も参考にしてみてください。

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