
犬を飼うときにはどんな犬種を飼おうか考えると思います。
しかし初めて犬飼う方々にとっては何を飼うかは悩ましいと思います。
勢いで飼って世話に手を焼いてしまうなんてことも ...。
犬にも人間同様性格があります。
ただ生まれた環境や親からの遺伝次第でこのような性格になるといったものはなく、あくまでこのような傾向が強い犬種ということになります。
ここでは犬種の性格形成のルーツや、性格的に穏やかで飼いやすい犬をピックアップして紹介していきます。今何を飼うか迷っている方は是非参考にしてみてください。
もくじ
性格を形成する主な要因
今から1万年以上前から人間と犬の生活は始まっていたとされています。犬は人間にはない能力をもって人間にとってなくてはならない存在になっていきます。犬はによって人間の求める役割に応じて狩猟犬や愛玩犬などに派生していきます。その過程で性格も大まかに形成されてゆきます。
犬の性格を大きく左右する要因としては大きく二つあり、先天的要因と後天的な要因に分かれます。
① 先天的要因
これは親からの遺伝や犬種や性別による要因です。
オスとメスの場合たいていオスはやんちゃ、力強い、勇敢である場合が多いです。一方メスは人なつっこい性格が多いです。
犬種別にみてみても違いがあります。テリア種を例にとってみます。
この種の性格は気が強いとして知られています。
というのもこの種は地中に住む小動物を狩るために改良されてきました。
イギリスではその改良によって農園にやってくるキツネやアナグマ、ネズミを威嚇して追い出したりする役割がありました。
そのため勇敢で活発的な子が多いのです。
歴史的背景によって性格が形成され、それが現代まで受け継がれています。
② 後天的要因
育つ環境や飼い主との関係によって形成される性格を後天的性格といいます。ペットは飼い主に似ると呼ばれるのはこれに分類されます。これは意外と信憑性が高くアメリカ学術誌で取り上げられるほどになってきています。
ただ犬の性格は生まれてからだいたい1年で決定されます。例えば、室内で育てている犬種であれば外からの刺激が少ないために内向的で臆病な性格に育っていく傾向にあります。一方で室外で飼っていれば自動車や人間などをよく目にするため物おじしない性格になっていきます。犬種によってある程度の性格は決まりますが個体によってもこのような要因で違ってくることもあります。
飼いやすい犬種
今回は主に先天的要因から性格的に穏やかで飼いやすい犬をピックアップしました
① トイプードル
トイプードルは性格も穏やかで賢く、なつきやすいため初心者でも飼いやすい犬として知られています。
好奇心が強く運動能力も高いです。歴史を見てみると元は使役犬として活躍していました。
ヨーロッパでは小型に改良されいまのような姿になっていきます。現在では警察犬になるほど賢く、セラピー犬になれるほどかわいい犬として人気の犬種です。
トイプードルは換毛期がないため毛が抜けにくい犬種で初心者の方にとっても飼いやすいのです。
トイプードルの相場としては20~30万円くらいで、人気や経路によっては数万円ほど値上がりします。
② フレンチブルドッグ
ブルドッグ種は性格が荒く狂暴というイメージがありますがフレンチブルドッグは正反対の性格で、利口で愛情深い犬種です。
ブルドッグのように吠えることもなく頑固さもないため初心者でも飼いやすく、室内犬としての適性を持つ犬種です。
もともと19世紀のフランスでは愛玩犬として親しまれたもブルドッグが改良され温和な性格になっていきます。
それが今でも受け継がれ今のフレンチブルドッグになります。
フレンチブルドッグの相場としてはだいたい15~20万円とされています。
毛色や血統の良さによっては50万円ほどで売られることもあります。
飼いやすくかわいい犬種ですのでとてもおすすめです。
③ シーズー
シーズーも初心者におすすめです。
性格もおおらか、社交的でほかの犬に対してもフレンドリーに接してくれます。
ただ少し頑固な一面も得るのでたまに見えます。中国では古くから愛玩動物として飼育され上流階級の人々に親しまれてきました。
のちにラサ・アプソと呼ばれる種と足の短さから分離し公式に認定されます。
相場は大体10~20万円程度です。
暑さに弱いため夏は毛を短くしておく必要があります。
もともと愛玩犬として生まれた犬種なので室内外に適しています。
そのため比較的飼いやすい犬種になっています。
④ マルチーズ
ぬいぐるみのようにふわふわしている姿が特徴的な犬種です。
性格は落ち着きがあり温厚で、物覚えなども良くしつけもすぐ覚えてくれます。
マルチーズはイタリアのマルタ島にフェニキア人が、持ち込んだ愛玩犬から派生しました。
そののちイギリスに持ち込まれ当時の貴族階級の人々に好まれ、抱き犬として人気を集めました。
その背景から室内飼育も適しており、初心者も飼いやすい犬種です。
注意点としてマルチーズは遺伝的に膝が弱いため、適正体重を維持して飼育する必要があります。
また甘やかしすぎると社交性がなくなる場合があります。
おわりに
以上のように先天的要因から飼いやすい性格の犬を紹介しました。
飼いやすい犬種も飼い主の飼い方次第で性格も変わってきてしまうので注意してください。
また犬種には様々な歴史的背景があって調べてみる非常に興味深いです。
犬を飼い始めようとしている人はぜひ参考にしてください。