

でも教え方がよくわからないんだ。


詳しいじゃないか。その通りじゃよ。
じゃあ今日はインコのしつけ方法について教えようかな。
インコやオウムを飼うと自分の名前や挨拶、歌などを覚えさせたくなりますよね。
ですが、覚えさせ方がわからなかったり、なかなか言葉を覚えてくれなかったり、やっと覚えたと思ったらすぐに忘れてしまったり、会話するまでは至らないという方が多くいらっしゃると思います。
今回はインコやオウムにどうやって言葉を覚えさせたら良いのかについてご説明いたします。
(ちなみにインコやオウムと申しましたがオウム目全般についてお話いたします。ヨウムや九官鳥などにも当てはまりますので是非ご参照下さい!)
もくじ
インコやオウムが喋る理由
インコって意外とスゴイ!
そもそも、どうして何万種もいる動物の中でオウム目の鳥だけが、人間の言葉を話したり会話することができるのでしょうか。
最も人間に近いサルや、最も頭が良いカラスは会話することができないのに不思議ですよね。
時々しゃべる猫の動画がでてきたりしますが、「しゃべっているように聞こえる」だけです。
つまりオウム目の鳥だけが、種の壁を越えたバイリンガルなんです!
インコたちが喋れる理由
理由は三つ
- 仲間とコミュニケーションを取る方法
- 声を発する器官が発達している
- 声を発する際の脳の仕組み
からです。
仲間とコミュニケーションを取る方法だから
インコは自分の仲間の鳴き声を真似ることによって、コミュニケーションを取ったり、集団の中で上手く生活していくことが可能です。
インコのメスは自分と鳴き声が似たようなオスを見つけてパートナーとして選ぶ傾向があります。
そのため、オスはメスに気に入ってもらうために、出来る限りメスの鳴き声を真似る様になるのです。
オスのほうが覚えがよいのもこのためです。
このような理由から、人間と共に暮らしていると、飼い主のことを仲間だと思い、真似ることで仲を保とうとするのです。
仲間だと認識させるためにもずっとかごの中に入れておくより極力外に出してあげたほうがいいかもしれませんね!
声を発する器官が発達しているから
鳥の中でも特に、アマツバメ目、スズメ目、オウム目という3つのグループの鳥は「鳴管」という筋肉の周辺が他の鳥よりも発達しているため色々な声を出せるそうです。
このことにより人間の言葉と似たような音を出すことができます。
3グループの中でも最もオウム目が一番色々な音を発することができるそうです。
声を発する際の脳の仕組みが人間と同じだから
脳には「音を聞いた時に働く部分」と「発声する時に働く部分」が別々にあります。
これらが大脳を介してつながっている生き物は、聞いた声や音を覚えて、同じ音を真似て発することが可能になるのです。
インコやオウムなど、おしゃべり上手な鳥たちも、人間と同じように大脳がつながっているのです。
聞いた言葉を覚える、覚えないの差はここからきていたんですね!
インコやオウムに言葉の覚えさせる方法と適正時期
おしゃべりインコを育てる方法
人間を仲間だと認識させるために一対一で教えましょう。
いきなり会話させようとせず、「おはよ」、「モシモシ」、「ピーちゃん(インコの名前)」など同じ単語を繰り返してあげます。インコは集中力が続かないので5分目安に教えます。
じっとこちらを見ていたら「なに?もう少し聞きたい」というサインです。
気になっているときに繰り返し教えてあげましょう。
すぐ視線を逸らしたり、飛び立ってしまった場合は一旦教えるのをやめましょう。やる気がないときに教えてもなかなか覚えません。時間をおいて再チャレンジしましょう。
覚えてくれたらほめてあげましょう。飼い主の喜びは伝わりますし、怒ってしまうのは一番よくありません。
特別珍しい方法は書いていないです。
これらの手順を踏んで根気強く教えていきましょう。
適正時期
おしゃべりを教え始めるのは、できるだけ若いうちに!
雛から育てるならば「さえずり」を始めたころがいいとされています
若いうちから練習したほうがおしゃべりな子に育ちますが、しゃべり始めるのは生後2~3か月ごろと言われております。
しかし個体差はありますし、女の子はあまり言葉を覚えないので、「覚えてくれたらラッキー」と考えておきましょう。
また、ヨウムという知能がとっても高い鳥もおり、言葉の意味を理解したコミュニケーションまでとることができると言われています。
殺人事件の証人としてヨウムが呼ばれたなんてこともあるみたいです。
まとめ

教えるの大変そうだな。

