


毎日三食あげてるけど量はいつもテキトーです…。
実際にどのくらいの量が愛犬にとってちょうどよいのか知っている人は少ないかもしれません。
あまり食べすぎても肥満になってしまいますが、必要な栄養量は、犬の運動量や成長によって餌の量やその回数も回数も変わってきます。
ここではその問題を解決すべく、子犬期、成犬期、老犬期に分けて詳しく対処法を紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
子犬期の適切な食事
犬の餌の量や回数は基本的に成長段階によって変えましょう。
まず、子犬期の適切な食事です。
栄養が不足してしまうと低血糖になりやすいというリスクがある一方で、消化器官がまだ成長段階にあるため、一度に多くのえさを与えてしまうと消化不良を起こしてしまう可能性があります。
したがって成犬よりも食事回数を増やしてあげることが必要です。
回数にしてだいたい1日3回で朝・昼・晩を目安にしてください。
それ以上与えると、肥満になってしまう可能性があります。
具体的な量に関してはドッグフードのパッケージに記載がある適量をあげてください。
ただ子犬期は成長のために最もカロリーを必要とする時期でもあります。
だいたい生後1年くらいまでは肥満を気にするよりも成長に十分な量をあげることを考えてください。
子犬期にはなるべく高カロリーのものを選ぶのが理想的です。
しかし、子犬が食べすぎてしまうと、軽い症状であったら軟便、悪化すると消化不良や下痢、嘔吐をおこしてしまいます。
このようにならない程度の量を見極めるため、一度、少し多めにあげてみるのも一つの方法です。
十分な量をあげればストレスを軽減することもできます。
一方で、痩せすぎになってしまうと免疫の低下のため感染症にかかってしまう可能性もあるため、適量か、それより少し多いくらいのエサを与えることを心がけると良いでしょう。
また餌をふやかしてあげるときは常温の水やぬるま湯で行ってください。
熱湯で行うとドッグフードに含まれる栄養素が破壊されてしまいます。
成犬期の適切な食事
次に成犬時の適切な食事を紹介します。
犬は1歳ぐらいから成犬期にさしかかり、最も運動量が多くなる時期でもあります。
成長していくに応じて消化機能が弱まり肥満になりやすくなるため、しっかりとした調節が必要です。
この時期にカロリーの高い幼犬用のドッグフードを与え続けてしまうと間違いなく肥満になってしまいます。
1歳を超えたら、成犬用のドッグフードに変えてあげてください。
成犬になれば消化器官ができあがるため、一度に多くの量を食べられるようになり、体調も安定するので、食事回数は1日2回が目安とされています。
犬の適正体重は1歳の時ものとされています。
その時の体重に合わせてドッグフードの量も調節させてあげてください。
老犬期の適切な食事
次に老犬期の適切な食事です。だいたい7~8歳から老犬期に入ります。
成犬期に比べて運動量も減り、寝て過ごすことも多くなってくるので必要カロリーは少なくなっていきます。
同時に食欲も下がってきてしまい、ドッグフードを食べないようになってきます。
しかし必要な栄養が不足すると体調不良に陥ってしまうため、1回の食事では高カロリーのものを少量食べてもらうようにしましょう。
少量のものを多く食べてもらえるため、食事回数は3~4回が適切です。
また、老犬期は腸の働きが弱まってくるため、便秘になりやすいことも分かっています。
ドッグフードだけでなく、十分な水を与えることにも気を配ってあげてください。
そのほかの注意
食事に関して、上記以外の注意事項を以下で説明していきます.
季節によって量を変える
季節のよって量を調節することも必要です。
春は、暖かくなって行動が活発になってきます。標準的な量をあげてください。
この時期の食事が一年を通した目安の食事量にもなります。
夏は、犬も人間同様夏バテしやすく、食欲が落ちてきます。
実際にあげる量は少なくしてあげ、水分を多く取らせてあげてください。
秋は、換毛期なので多めに栄養を取らせてあげましょう。
冬は、気温が下がってくるため、体温維持にいつもより多くのカロリーが必要になってきます。
記載上の注意
初めて犬を飼った人にありがちなミスです。
ドッグフードに記載されている給餌量は基本的に1日にとるカロリー量が記載されています。
そのため記載された量を数回に分けてあげる必要があります。
1回分の食事と勘違いしてしまわないようご注意ください。
またこの記載は基本的に適正体重を保った犬が食べる量であるため、肥満気味だったり痩せ気味の場合は必要に応じて量を変えてあげてください。
おわりに
以上が、年齢に応じた犬の適切な食事についてでした。
年齢だけでなく、犬種によって変わってくるため、愛犬のためにもしっかりと調整を行ってあげてください。

反省反省…。
