


どうやって検査できるの?

皆さんの愛犬ははちゃんと定期検診に行っていますか?
定期健診で現状の症状などは分かっても、将来にわたる病気に対するリスクには対応しきれません。
そんな中、海外では検診と同じくらいペットの遺伝子検査が広まっています。
ここでは遺伝子検査でわかることやどうやって検査できるかを犬を中心にまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
⇓ 猫の遺伝子検査については以下の記事を参考にしてください。
もくじ
遺伝子検査が必要な理由
そもそもなぜ遺伝子検査が必要なのでしょうか?
遺伝子病とは、遺伝子の異常によって引き起こされる病気のことです。
その病気が親から子へ遺伝することで子供にも感染していきます。
遺伝子疾患は基本的に両親の検査をすれば防ぐことが出来る病気です。
あらかじめ遺伝子病検査を行い、病気のない交配によって世の中から特定の遺伝子疾患を撲滅することが可能になります。
そのため、遺伝子検査は必要なのです。
わんちゃんの健康管理にも欠かせません。
遺伝子疾患は発症していなければ、見かけ上では分かりにくい病気で、いったん遺伝子検査を受けなければ遺伝子疾患がないとは言い切れません。
犬の遺伝子疾患とは?
具体的に犬の遺伝子疾患にはどのような症状がるのかまとめてみました。
①進行性網膜委縮症
この症状はミニチュア・ダックスフンドに起こりやすい症状です。犬の目の網膜が異常をきたし、視力低下から始まって最終的には失明に至る病気です。
現状では完治させるための治療方法がありません。
多くの場合は物にぶつかったり、つまずいたりしたときに視力の低下に気が付きます。
②遺伝性白内障
目の中のレンズの役割を果たしている水晶体が白濁してしまい、視力が低下してしまう病気です。水晶体は十分に光を通さなくなってしまい、ものがかすんで見えるようになります。
遺伝性のこの病気は加齢によって起こるものとは違って5歳以下で発症してしまいます。
また、重度の白内障の場合、手術が必要になりますが手術の成功率はあまり高くないとされています。
③コリーアイ
コリー系の犬によくみられる遺伝的な症状です。
脈絡膜という網膜と結膜の間にある部分が形成不全や欠損が生じてしまう病気です。
通常は軽度の障害にとどまりますが、重症化すると視神経に異常が出たり、視力が低下してしまい失明につながることもあります。
遺伝性の病気のため決定的な治療法は存在しませんが、治療が必要になることも少ないようです。
④フォンビルブランド病
止血の役割を果たすフォンビルブランド因子の量的な低下や欠損によって血が止まりにくくなってしまう病気です。
手術などによる出血、日常生活では鼻血や発情期、歯が生え変わったときなどにこの症状が発覚することが多いです。
⑤イベルメクチン中毒
フィラリアの予防や疥癬を殺すために毒性効果のあるイベルメクチンが使用されます。
イベルメクチンに対する感受性の違いは遺伝的な要素が関係していると考えられていてコリー種に多いとされています。
症状としては散瞳、沈うつ、嘔吐、運動失調など様々で事前の検査でこの感受性について調べることも可能です。
Pontelyの犬遺伝子検査
オススメの遺伝子検査としてPontelyの遺伝子検査があります。
Pontelyの遺伝子検査を受けるメリットとしてはいくつかあります。
①約二週間で判定
検査方法は愛犬の口腔内粘膜を検査キットで採取するだけで簡単です。
また、通常の遺伝子検査では一か月近くかかってしまう遺伝子解析をPontelyでは検査キット到着から約二週間で結果が分かります。
②一度の採取で追加検査にも対応
最初の検査では頬の裏側の粘膜を採取することになりますが、一度検査すればその後の追加検査はWEBからの申し込みだけで結果が分かります。
③検査項目がシンプル
通常の検査では犬種ごとにかかりやすい病気が異なるため、注文方法が複雑になってしまいがちです。Pontelyでは犬種を入力するだけで、事前に獣医師の方が決めてくれた項目を検査してくれます。また1項目に関しても一部業者では6万円ほどしますが、Pontelyでは1項目約5千円程度で収まります。
④国内の専門機関で解析
遺伝子検査自体は国内の動物専門解析機関「アニコム先進医療研究所株式会社」で遺伝子解析を行うため、確かな結果が期待できます。
⑤WEB上で検査レポート
検査結果は紙媒体でなくWebページ上で報告してくれます。
このためいつでも検査結果を会員ページで見ることが出来ます。
遺伝子検査の流れと費用
まずPontelyでの遺伝子検査の流れをご紹介します。
①まずPontelyの公式サイトで必要事項を記入し、申し込みます。
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②検査キットが届きます。
発送は通常2営業日以内に行われます。
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③ペットの口の中のをこすって粘膜を採取し返信用封筒に入れて送ります。
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④専門機関で検査されたのち判定結果が会員ページで通知されます。
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検査料金は以下の通りになっています。
商品内容 |
犬種毎におすすめの3つの遺伝性疾患を検査 |
犬種毎に必須の1つの遺伝性疾患を検査 |
料金 | 14000円(税別) | 5000円(税別) |
発症報告の観点から一部犬種は2項目検査(税別9800円)のプランも用意されています。
また、まだ追加されていませんが、後々はサイト上で犬の遺伝的な性格まで調べられるようになるそうです。
詳しくは公式サイトをチェック!
まとめ


遺伝子検査はこれから疾患が増えないようにするため、自分の愛犬が将来的に遺伝子疾患にかかる可能性があるかを調べるのに必要です。